ネットでの音楽の探し方
先日の研究会にて、「音楽の探し方」がわからないことが話題となりました。
やはり、インターネットが普及しスマホを大人から子供まで使いこなす時代であってもどのようにしてそれを扱うかについてはまだまだ手探りの部分があるのかもしれません。探せば探すだけ見つかる音は楽しくもありますが、あまりの情報過多で混乱してしまう人も少なくないようです。
その後、諸々ありまして…
これから当研究会参加者の女性2名による「インディ女子入門日記」の掲載も始まることですし、それに向けての意味も込めて、私なりの音楽の探し方をせっかく(?)なので一例としてブログにすることにしました。
では、つまらない話もほどほどに早速はじめましょう…!
まずは、ネタから探す方法です。
ざっくりと言えば、あるアーティストからどんどん繋がりを探していくといった感じです。
ネタ自体は本当に何でも良いのです。
「そのネタすら見つけらんねぇよ!」という方も落ち着いてください。
そのネタの探し方からはじめますので!
まずはインディメディアの王道… Pitchfork !! からいきましょう
目につくところでのインディ界隈の大まかな動きがわかる良質なメディアです
レビューでの点数が辛口なことでも有名です、10点中5点とか平気でつけます
若干、権威主義的で名盤へのレビューの点数が高いのが難点(主観)
リンクから飛んでいただいて、上の方にある Review をクリックしてください。
色々とジャケットが並んでいるので、そこから色々とクリックしていただいて、試聴が出来るようになっていますので再生マークを押して聴いて好みのものを探してみてください!(この時点で楽しい!)
何か皆さんのお気に入りは見つかりましたか?
見つけられましたら、それがネタとなります。
私が今回選んだのは…
Torn Hawk: Let's Cry and Do Pushups at the Same Time | Album Reviews | Pitchfork
コレです、ポップで良い感じです。
「デモ、ワタシ、エイゴ、ワカラナイヨ…」の方も安心してください。
名前がわかるだけでも、どんどん世界は広げることが出来ます!
Google で気に入ったアーティスト名(ネタ)を検索してみましょう。
今回は 「Torn hawk」を例に進めてまいります
上の方には本人のオフィシャル?らしきものがあります。
その下に、日本語のページが…!
Artist // TORN HAWK : Newtone Records
http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=15948
「tone hawk」の取り扱いのあるレコードショップが出てきました(日本のスゴさ)
自分好みのアーティストが見つかるお店としてお気に入りに入れて、定期的にチェックされても良いと思います。また、旧譜ではなく、インディの新譜の取り扱いがあるという意味でも一定の信頼がおけると考えられます。
日本語でそういったアーティストがチェックできるのは素晴らしいですね!
気に入れば買うことだってできます!
(余談ですが、Newtone records さん 、Meditations さん は日本の音楽ジャンキーに愛されるレコードショップで、個人的にも好きです)
まずは、調べることで良いレコード屋と出会えました。
万が一、検索で何も出てこなかった場合でも ヤフーなどのさまざまな検索エンジンを活用することで出る場合があります。「○○(アーティスト名) label 」などでも試す価値はあると思います。「○○(アーティスト名) record shop」などもオススメです
まだまだいきますよ…?
次は、皆大好き Youtube で「torn hawk」を検索してみましょう!
上の方にこんな動画が出てきました。
Torn Hawk - I'm Flexible [Official Audio] - YouTube
この後ろについているオフィシャル(公式)というのはポイントですね
なぜなら、公式の動画の場合は動画の詳細部分に所属などの情報が記載されている可能性が高いからです
どうも動画の詳細情報を見ていると Mexican Summer なるところと関係があるようです。では、その「Mexican Summer」をGoogle 検索!
Mexican Summer is a record label. とあるページが一番上に!
メキシカンサマー ハ レコードレーベルデス
レコードレーベルであることが判明いたしました。
日本語ウィキもありますが、探してみても日本語版が存在しないレーベルの場合も多々あるので今回は見なかったことにしてください
じゃあその「torn hawk」が所属してるMexican summerなるレーベルなら、他にも面白いアーティストいるんじゃない?
Mexican summer のサイトで色々と探してみましょう!
Mexican Summer(レーベル公式サイト)
何やら面白そうなものが沢山あります。
上の方にあるアーティストをクリックしてみましょう(ないレーベルの場合ではディスコグラフィーを)
何やら、またまた沢山出てきました(右下にTorn hawk の名前も発見!)
羅列されている中から何でも良いのでクリックしてみます
GABI というのを私は選んでみました
レコード情報がでてきます。
GABI - Koo Koo なるアルバムを出しているらしい…
音源がないので早速Youtubeにて「GABI - Koo Koo 」で検索!
出ました………!
GABI - Koo Koo [Official Video] - YouTube
「ナンカ、シンセイ、ナ、オンガク…」
めためたかっこよいです…!!!!
こうしていつの間にか、違うアーティストに辿りつきました。
そして、その違うアーティストをネタにして新たに探すのも面白いです。
また、気に入ったレコードショップや音楽メディアでネタを探しをして、次々に探していくのも良しです。
お気に入りのレーベルを見つけてそのレーベルをひたすらに聴く「レーベル聴き」なんてのも素敵です。
ここからどう探していくか、どこまで探すかは読んでいただいている方次第です。
最後に、気を付けなければならないこととして、自分の全く知らない音楽に飛び込む場合には、信頼のおけるレコードショップ、メディア、レーベルからネタを探すことをオススメします。
なぜなら、例えば、「ロキノン系」(否定的意味はない)をネタとした場合には、その系列のアーティストばかりが出てくることとなるからです。
ネタから探すのは、その第一歩となる一番最初のネタが命です(テストに出ます)
ですので、一番最初のネタ選びに関しては慎重になるべきです
そこだけに注意をすればインターネット上に存在する無限の音楽へとアクセスできるので、積極的に活用されると良いのではないでしょうか。
以下は私的な考え方になりますので、サラっと目を通していただければ…
ネットのみでは全てを知ることは出来ないことは念頭に置いておくべきかもしれません。高度情報社会の今でも、多めに見積もってネットでは8割程度が限界だと思います。逆に言えば8割近くをネットを使いこなせれば知ることが出来るということでもあります。
しかし、人との繋がりを通じてのさまざまな広がりがインディ文化の面白いところでもありますので難しいところです。当研究会が人を集めてというアナログな形での活動をすることの目的も、当然、8割(ネットで得られること)についてのことでもありますが、2割(その他)を埋めようということでもあります。
また、今回の記事に関しての補足として、オススメのレコードショップ、レーベルなどを今後ブログに投稿いたしますので、よろしければまたチェックしてみてください。
今回はここまでです。