雑記その1
評論、レビューとまではいかない、思いついたテーマや良いと思った音楽について気楽に書いてみようと思います。
言葉が先行して先入観となってしまう前に、とにかく音源をどうぞ…!
The Odyssey - Best Of Boys Age Vol.1 | Boys Age
聴いた瞬間に「日本でここまでカッコ悪いをカッコよく鳴らすことのできる人がいたんだ…!」と驚きました。
エルヴィス・プレスリーを想い出しました。
Blue Hawaii by Elvis Presley - YouTube
音は、まだ何らかの枠に入れて括ることのできない掴みどころのないもので、強いて言うなら海外のBurger Records周辺のアーティストと共振する、技巧的ではない、インディらしいインディポップといったところでしょうか…
同じインディポップでも関西のHomecomings周辺と違うのは、彼ら彼女らが、C86と呼ばれるジャンル(?)のPains Of Being Pure At heart や Sarah Records 、Postcard Recordsから影響を受けた音をならす一方で、
Boys Ageは前述したエルビスプレスリーやフランクシナトラといった所謂スタンダードと呼ばれる音楽がもつロマンチックな香りの音がするところでしょうか。
それをカセットテープを中心とした「今」のインディフォーマットに落とし込んでいるのは素晴らしいという他ないでしょう!
もう少し調べてみたところ…
Bandcamp で最初の音源がアップロードされているのが2013年となっていますので、最近活動をスタートされた比較的新しい人のようです。
Burger Records 、Lolipop Records 、Rubber Brother Records 、Gnar Tapesなどのレーベルからリリースをされているなど、もうそれなりに知名度があるのでしょうか?
スペインの雑誌?からインタビューも受けられたようです。
まだ活動歴は浅いですが、音源のアップロード数を見たところ多作です。
今年の12月にはRubber Brother Records からリリースのあったこちらの音源が日本で再発されるらしいです。
他に目立った情報は見つけられませんでした…
(この限られた情報もインディの面白さです)
Epstien Orkestar | RUBBER BROTHER RECORDS
個人的にはベストよりもこちらの方が好みです。
ここまで個性的でポップでわかりやすい音なのに日本で発見されたというよりも、海外に発見されてリリースとなることに寂しさを感じます…
具体的には書きませんが、カセットでのリリースにこだわりを感じておられるようで、そのような部分が徹底されているのは素晴らしいと思いました。
日本においてそのスタンスや、スタイルがもっと評価される日がくるのかと、いらぬ心配をしてさらに調べてみたところ…!
11月30日
New House
Boys Age
食品まつり a.k.a foodman
nakayoshi group
という、もはや語るまでもない豪華なラインナップでイベントがありました!!
(このイベントの関係者などでは全くありません)
nakayoshi group - Psycho Drastic Kiss (Official Video) - YouTube
The River Singers - YouTube (New House)
食品まつり a.k.a foodman - SEME & MAMORI (alt.) - YouTube
本当に無用の心配だったのかもしれません…
しかし、Boys Age のようなアーティストが億万長者とまではいかなくても、細々と音楽のみで生活が続けることのできるだけの利益を得ることのできる音楽シーンが日本にも形成されれば良いなと切に思いました。
あまり感想らしい感想は書けませんでしたが、雑記ということで…
最近の日本でも探せば面白い人がいるのだと改めて感じました。
今回はここまでです。